峰温泉大噴湯

河津桜で有名な静岡県の伊豆地方にある河津。河津桜まつりが目当てで観光する人が多いかと思うが、他にも珍しい観光スポットがあるのをご存じだろうか。

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峰温泉大噴湯

河津桜で有名な静岡県の伊豆地方にある河津。河津桜まつりが目当てで観光する人が多いかと思うが、他にも珍しい観光スポットがあるのをご存じだろうか。

峰温泉大噴湯公園

駅から徒歩30分のところに峰温泉大噴湯公園がある。名前に公園とついているが、子供が遊ぶような遊具がある公園ではない。ここには東洋一を誇る峰温泉の大噴湯があるのだ。
大噴湯とはどういうものかというと、毎分600ℓ100℃の温泉が30mもの高さで噴き上がる自噴泉だ。峰温泉大噴湯は噴き上がる量と時間を調節しており、9:30/10:30/11:30/12:30/13:30/14:30/15:30の1日7回大噴湯を見ることができる。1回につき噴き上がる時間は1分と短めのため、見逃してしまったらまた1時間待たなければならない。しかし、公園内には他にも施設があるため1時間十分に暇つぶしができるのだ。

特に暇つぶしにおすすめなのは足湯処・大噴湯卵・ホットベンチだ。
足湯処は無料で入れ、大噴湯を見ながら入浴することもできる。無色透明で無味無臭の峰温泉は、疲労回復や冷え性、神経痛など、様々な効能があるといわれている。

大噴湯卵は2つ150円で売られており、自分で作ることも可能なのだ。実際に作ってみると、ほんのり甘味の中に塩味があり、そのままでも美味しかった。峰温泉の成分(ナトリウム-塩化物温泉)により、卵自体に塩気がつくようだ。私は園内の暖炉風保温卓で食べていたのだが、寒くなく手元が暖かかった。なぜかというと、保温卓の中央に峰温泉が入っており、そこでおしるこや甘酒(売店にて1つ150円で販売)を温めて飲むことが可能なのだ。他にも食べ物や飲み物が売店では売られており、わさび肉まんやニューサマーオレンジアイスなど、伊豆の名物をたくさん味わうことができる。

そしてホットベンチは何かというと、ベンチの中に源泉が流れており、座るだけで体がぽかぽかになるのだ。ホットベンチに冷えた手で触ってみると、長時間触れていられないほど熱く、予想以上の熱さだった。しかし座ってみると、温泉にお尻だけ浸かっているかのように暖かくて心地よかった。冬場は最適だが、夏場はホットベンチが熱くなるため木のカバーをしてあるそうだ

峰温泉大噴湯1
13時30分の大噴湯を正面から見た様子。音もなく始まり、高く温泉が噴き上がった後は徐々におさまっていった。午前中だと虹が見えることもある。

大噴湯を見るときに注意しなくてはならないことがある。それは、風向きと場所により大噴湯の温泉が降りかかってくることだ。私が見たときはホットベンチがある後ろまで温泉が降りかかってきていた。熱くはないが、濡れるのが嫌な場合は櫓うらあたりの坂の上から見るのがおすすめだ。

おわりに

2月初旬~3月初旬まで河津桜まつりがあるため、それと合わせて行くのがおすすめだ。
河津川沿い並木の桜を見ながら屋台に寄り道をし、峰温泉大噴湯公園まで歩いて行くことができるので、徒歩でも道のりが短く感じるだろう。

施設名:峰温泉大噴湯公園
住所:静岡県賀茂郡河津町峰446-1
電話:0558-34-0311
営業時間:9:00~16:00
休業日:毎週火曜・金曜日
アクセス:河津駅より徒歩30分
入園料:無料
駐車場:あり(河津桜まつりの時期は有料)