ここの海は砂浜ではないけれど、アドリア海があまりにも綺麗で、私も泳ぎたくなってきた。でもヨーロッパ旅行で泳ぐ想定がなかったので水着がない。ショップを探したけれど、サイズが合わない。でも、泳ぎたい!
ここはヨーロッパ、それぞれが自分の価値観で決めるところだ。どうせ子供みたいなアジア人のことなんて誰も見やしないだろう!と思うことにし、My下着でアドリア海へダイブ! ちょっと冷たいけど、気持ちがいい。南国の海の気持ち良さとはまた別の気持ちよさ。一生に一度あるかないか、無理(無茶?)してアドリア海に入ってよかった!

12

13

お宿はお約束通りバックパッカー宿。同室はスロベニア人の女性だった。
ここぞとばかりに、スロベニアについて質問してみる。中でも一番不思議だったのが、その辺を歩いているおじいちゃんも、商店のおばちゃんも、出会うスロベニア人、皆英語が話せたこと。彼女によれば、スロベニアは小さな国でこれといって産業もない国だから、母国語以外にも英語ができないとお話にならないそうだ。また、人々が非常に親切なのは「旅人に親切たれ」という教えがあるからだそうだ。いろいろな話を総合すると、どうやら旧ユーゴの国々の教育水準はかなり高そうだ。そんな国でも民族紛争が起きてしまうのはなぜだろう…。

15

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さて、翌日には船でベネチアへと向かう。念のため、予約しておいた船の船着場へ行ってみたら、明日の船の出港は乗客が少ないので中止になったという。しかも、明日は日曜だからイタリア行きの列車もないらしい……え、ではどうすれば私はイタリアへ行けるの? ベネチアの宿ももう取ってあるし…。

旅行会社に慌てて駆け込み、「タクシーでイタリア・トリエステまで行って、そこから列車しかない!」と言われ、幸か不幸か朝6時出発のタクシー予約完了(しかも案外安かった)。船でアドリア海を渡る夢、もろくも崩れる…。

翌朝、セダンではなくワゴンのタクシーがきちんと待っていてくれた。タクシーの運転手は元タンカー船長で日本にも訪れたことがあるらしく、いい人だった。しかもタクシーで国境越えというまたとない体験(ハプニング?)もできたから、スロベニア旅行の締めよし!としようか。

ご参考までに:
ユーゴスラビアの歴史を感覚的に知りたい方には映画『アンダーグラウンド』(http://www.eiganokuni.com/ug/)がオススメです。映像から音楽、ストーリー展開すべて度肝を抜く映画。単なるブラックユーモアだけでは終われない、ユーゴスラビアの悲しい歴史を不思議な感覚で体感できる映画です。

ここの海は砂浜ではないけれど、アドリア海があまりにも綺麗で、私も泳ぎたくなってきた。でもヨーロッパ旅行で泳ぐ想定がなかったので水着がない。ショップを探したけれど、サイズが合わない。でも、泳ぎたい!
ここはヨーロッパ、それぞれが自分の価値観で決めるところだ。どうせ子供みたいなアジア人のことなんて誰も見やしないだろう!と思うことにし、My下着でアドリア海へダイブ! ちょっと冷たいけど、気持ちがいい。南国の海の気持ち良さとはまた別の気持ちよさ。一生に一度あるかないか、無理(無茶?)してアドリア海に入ってよかった!

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お宿はお約束通りバックパッカー宿。同室はスロベニア人の女性だった。
ここぞとばかりに、スロベニアについて質問してみる。中でも一番不思議だったのが、その辺を歩いているおじいちゃんも、商店のおばちゃんも、出会うスロベニア人、皆英語が話せたこと。彼女によれば、スロベニアは小さな国でこれといって産業もない国だから、母国語以外にも英語ができないとお話にならないそうだ。また、人々が非常に親切なのは「旅人に親切たれ」という教えがあるからだそうだ。いろいろな話を総合すると、どうやら旧ユーゴの国々の教育水準はかなり高そうだ。そんな国でも民族紛争が起きてしまうのはなぜだろう…。

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さて、翌日には船でベネチアへと向かう。念のため、予約しておいた船の船着場へ行ってみたら、明日の船の出港は乗客が少ないので中止になったという。しかも、明日は日曜だからイタリア行きの列車もないらしい……え、ではどうすれば私はイタリアへ行けるの? ベネチアの宿ももう取ってあるし…。

旅行会社に慌てて駆け込み、「タクシーでイタリア・トリエステまで行って、そこから列車しかない!」と言われ、幸か不幸か朝6時出発のタクシー予約完了(しかも案外安かった)。船でアドリア海を渡る夢、もろくも崩れる…。

翌朝、セダンではなくワゴンのタクシーがきちんと待っていてくれた。タクシーの運転手は元タンカー船長で日本にも訪れたことがあるらしく、いい人だった。しかもタクシーで国境越えというまたとない体験(ハプニング?)もできたから、スロベニア旅行の締めよし!としようか。

ご参考までに:
ユーゴスラビアの歴史を感覚的に知りたい方には映画『アンダーグラウンド』(http://www.eiganokuni.com/ug/)がオススメです。映像から音楽、ストーリー展開すべて度肝を抜く映画。単なるブラックユーモアだけでは終われない、ユーゴスラビアの悲しい歴史を不思議な感覚で体感できる映画です。