さて、アルゼンチン音楽といえば誰しもが「タンゴ」を思い浮かべるだろう。ご多分にもれず、タンゴショーを観るためタンゲリーア(プロのタンゴダンスと生演奏が観られる店のこと)を予め日本でチェックし、サイトからチケットを予約しておいた。「La Ventana」というタンゲリーアだ。ホテルから送迎車つきで、食事とタンゴショーが楽しめる、と書いてある。
しかしこのサイトには送迎車のシステムについてなにも書かれていない。私の宿泊先は安ホテルだったので本当に車が迎えにきてくれるのか? さらに何時にお迎えがくるのかも不明。チケット予約直後にメールで問い合わせてみたが、なんの返事もない。
現地ホテルに着いてからホテルスタッフにも聞いてみたが「たぶん○時ごろに車がくるんじゃない?」くらいの曖昧な返事。
ここはなんてったって「ラテン」の国。基本、信用しないほうがよいだろうという日本人的判断で、もしもの時に備え、予めそのタンゲリーアの場所を観光しながらチェックすることにした。
タンゲリーアは観光客が歩くようなエリアにはなかったものの、すんなり発見。猛暑だったため、そろそろタクシー拾ってホテルに一旦帰ろうかと思っていた矢先、背中になにか液体をかけられた!
そして近くにいた女性2人が親切に私の背中を拭き始めた。ティッシュにペットボトルの水を浸してご丁寧に。これが噂のケチャップ強盗(観光客にケチャップをかけて、親切に拭く振りをして荷物を強奪する手口)か? と、瞬時に防衛策。まず荷物はしっかり抱える、その2人の手つきを注意深くチェック!
がしかし、赤いはずのケチャップがなぜかグリーン、おまけに臭いがケチャップとは思えない。その2人も純粋に「あらあら、大変ね〜」と私のTシャツをずっと拭いてくれている。
すると通りがかりのオジさんが私に向かって大声で「ピジョン!!」と叫んだ。
そう、鳩の落とし物に大当たりしたのだった…
親切な2人の女性、疑ってごめんなさい。そして叫んでくれたオジさんありがとう。ますますこの国が好きになりました。
皮肉なことに2ヶ月後のクラシックギター発表会で自分が演奏する曲が「ラ・パロマ」(パロマ=鳩)で練習中だった。この曲を選んだのは予兆だったのか? まさかブエノスアイレスで当たるとは…。ケチャップ強盗に遭遇するよりレアな体験? ま、ウンが良かったということで!
閑話休題。
さて、ショー前日にメールをチェックしてみたら、「大丈夫、○時ごろにちゃんと迎えにいくから!」という簡単な返事が来ていた。
そう、車でのお迎えはワゴン車を巡回させて客をピックアップしていくシステムで、決して私だけを乗せてくれる優雅なものではなかった。納得。さすがにショーがあるので時間も大幅に遅れることなく迎えにきて、無事タンゲリーアに到着。
残念ながらショーの撮影は禁止なので、写真は開演前のもののみ。
ショーは観光客で満席。すでに開演前の高揚感で盛り上がっている。食事はテーブル単位でワインを頼む。しかも最低2人に1本、もし1人だけ違う色だったら、その人だけに1本出してくれる。結果、私の目の前に赤ワインが1本ドンと置かれた。こちらにはグラスワインという概念がないらしく、仕方ないのでできるだけ飲んだ(笑)。
ラテンの国とは思えないほど素早いウェイターの給仕であっという間に食事タイムは終了。いよいよ本番だ。
バンドネオン奏者が6人程度(しかもイケメンぞろい)でまずは音楽スタート。舞台はブエノスアイレスの街角をイメージしたセットになっている。そこに美男美女のダンサーが颯爽と登場し、情熱あるダンスを繰り広げる。途中、歌手も登場しタンゴソングなどを歌ったが、私の好みとしてはダンスとバンドネオンの組み合わせのほうがよかった。ダンサー女性の美しさ、特に引き締まった背中、ドレスのスリットから出る美脚、キュッと上がったお尻(つまりほぼ全身じゃないか!)に女性の私でもみとれてしまうのだから、男性必見! おっとまた脱線。
そして締めはやはりバンドネオンのアンサンブル。バンマスの情熱的な演奏に最後はブラボー!と大喝采。
完全に観光客向けのショーではあったけれど、演奏・ダンスは一流だった。ブエノスアイレスに行ったら是非タンゲリーアへ。
自分で予約する場合はいろいろお気をつけて!
さて、アルゼンチン音楽といえば誰しもが「タンゴ」を思い浮かべるだろう。ご多分にもれず、タンゴショーを観るためタンゲリーア(プロのタンゴダンスと生演奏が観られる店のこと)を予め日本でチェックし、サイトからチケットを予約しておいた。「La Ventana」というタンゲリーアだ。ホテルから送迎車つきで、食事とタンゴショーが楽しめる、と書いてある。
しかしこのサイトには送迎車のシステムについてなにも書かれていない。私の宿泊先は安ホテルだったので本当に車が迎えにきてくれるのか? さらに何時にお迎えがくるのかも不明。チケット予約直後にメールで問い合わせてみたが、なんの返事もない。
現地ホテルに着いてからホテルスタッフにも聞いてみたが「たぶん○時ごろに車がくるんじゃない?」くらいの曖昧な返事。
ここはなんてったって「ラテン」の国。基本、信用しないほうがよいだろうという日本人的判断で、もしもの時に備え、予めそのタンゲリーアの場所を観光しながらチェックすることにした。
タンゲリーアは観光客が歩くようなエリアにはなかったものの、すんなり発見。猛暑だったため、そろそろタクシー拾ってホテルに一旦帰ろうかと思っていた矢先、背中になにか液体をかけられた!
そして近くにいた女性2人が親切に私の背中を拭き始めた。ティッシュにペットボトルの水を浸してご丁寧に。これが噂のケチャップ強盗(観光客にケチャップをかけて、親切に拭く振りをして荷物を強奪する手口)か? と、瞬時に防衛策。まず荷物はしっかり抱える、その2人の手つきを注意深くチェック!
がしかし、赤いはずのケチャップがなぜかグリーン、おまけに臭いがケチャップとは思えない。その2人も純粋に「あらあら、大変ね〜」と私のTシャツをずっと拭いてくれている。
すると通りがかりのオジさんが私に向かって大声で「ピジョン!!」と叫んだ。
そう、鳩の落とし物に大当たりしたのだった…
親切な2人の女性、疑ってごめんなさい。そして叫んでくれたオジさんありがとう。ますますこの国が好きになりました。
皮肉なことに2ヶ月後のクラシックギター発表会で自分が演奏する曲が「ラ・パロマ」(パロマ=鳩)で練習中だった。この曲を選んだのは予兆だったのか? まさかブエノスアイレスで当たるとは…。ケチャップ強盗に遭遇するよりレアな体験? ま、ウンが良かったということで!
閑話休題。
さて、ショー前日にメールをチェックしてみたら、「大丈夫、○時ごろにちゃんと迎えにいくから!」という簡単な返事が来ていた。
そう、車でのお迎えはワゴン車を巡回させて客をピックアップしていくシステムで、決して私だけを乗せてくれる優雅なものではなかった。納得。さすがにショーがあるので時間も大幅に遅れることなく迎えにきて、無事タンゲリーアに到着。
残念ながらショーの撮影は禁止なので、写真は開演前のもののみ。
ショーは観光客で満席。すでに開演前の高揚感で盛り上がっている。食事はテーブル単位でワインを頼む。しかも最低2人に1本、もし1人だけ違う色だったら、その人だけに1本出してくれる。結果、私の目の前に赤ワインが1本ドンと置かれた。こちらにはグラスワインという概念がないらしく、仕方ないのでできるだけ飲んだ(笑)。
ラテンの国とは思えないほど素早いウェイターの給仕であっという間に食事タイムは終了。いよいよ本番だ。
バンドネオン奏者が6人程度(しかもイケメンぞろい)でまずは音楽スタート。舞台はブエノスアイレスの街角をイメージしたセットになっている。そこに美男美女のダンサーが颯爽と登場し、情熱あるダンスを繰り広げる。途中、歌手も登場しタンゴソングなどを歌ったが、私の好みとしてはダンスとバンドネオンの組み合わせのほうがよかった。ダンサー女性の美しさ、特に引き締まった背中、ドレスのスリットから出る美脚、キュッと上がったお尻(つまりほぼ全身じゃないか!)に女性の私でもみとれてしまうのだから、男性必見! おっとまた脱線。
そして締めはやはりバンドネオンのアンサンブル。バンマスの情熱的な演奏に最後はブラボー!と大喝采。
完全に観光客向けのショーではあったけれど、演奏・ダンスは一流だった。ブエノスアイレスに行ったら是非タンゲリーアへ。
自分で予約する場合はいろいろお気をつけて!