ブエナビスタ・ソシアル・クラブのライブ。音楽だけでなくサルサダンス鑑賞も満喫したのだが、キューバにせっかく行くなら、自分もサルサダンスを習ってみたいなと実は思っていた。とはいえ代理店経由で頼むと時間が先に決められてしまうので、行き当たりばったり旅行派の私には馴染まず、ちょっと諦めていた。しかし、ほかに音楽が聴けないかと市内をウロウロしていた矢先、ライブハウス「カサ・デ・ラ・ムシカ」の向かいにサルサダンススクールを発見!

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ブエナビスタ・ソシアル・クラブのライブ。音楽だけでなくサルサダンス鑑賞も満喫したのだが、キューバにせっかく行くなら、自分もサルサダンスを習ってみたいなと実は思っていた。とはいえ代理店経由で頼むと時間が先に決められてしまうので、行き当たりばったり旅行派の私には馴染まず、ちょっと諦めていた。しかし、ほかに音楽が聴けないかと市内をウロウロしていた矢先、ライブハウス「カサ・デ・ラ・ムシカ」の向かいにサルサダンススクールを発見!

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スクールといっても、フロアがあって先生がいるだけ。きちっとしたシステムのスクールという感じではない。私的にはこのゆるさがよい。早速、翌日に個人レッスンを申し込む。1レッスン1時間で1000円程度だった。レッスン後、サルサパーティーが後日あるから来ないかと先生に誘われたのだが、その日はハバナを発つ日だった。残念。

そうそう、キューバでもJazzを聴きたいと思い、先述のガイドさんにJazz barのオススメを聞いてあった。新市街にある「ラ・ソーラ・イ・エル・クエルボ」。ホテルのある旧市街からだとタクシーでしか行けない場所。ガイドさんにはタクシーは危ないから一人で乗るなと言われていた。でも行きたい。さて…取りあえず日中に下見しよう!と思い、ホテルのドアマンにタクシーを拾ってもらい、いざ目的地へ。当たり前なのだが、時間が早すぎてお店はまだ閉まっていた。ライブの開始時間と当日券でも入れそうな情報だけを得て、先ほどのタクシーに戻る。このタクシードライバーは珍しく英語が話せるので、今夜の往復を頼んでみたが「夜番じゃないからだめ」と断られた。かわりに「このミュージシャンはかなりかっこいいぜ!楽しめ!」とエールを送られた。

さて、夜のライブにどうやって行こうかと悩む。タクシードライバーたちは英語が話せないので、先ほどのドアマンにまた頼むことにした。まず、場所を指定してもらい、戻る時間を指定して迎えに来てもらえるように。

無事到着!開演前には列ができていた。並んでいるのはやはりヨーロピアンが多数。

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店内後方に着席すると、なぜか周りは一人旅行者ばかり。陽気なブラジル人のお兄さんと英語がまったく話せない単なる酔っ払いのスペイン人のおじさん、カナダ人のおばさん。なぜか4人で一人旅に乾杯!状態になっていた(笑)。

さて開演。ん?どこかで聞いたピアノの叩きかた、どこかで聞いた声…そう、Robert Fonsecaだった。バンドの演奏が始まった瞬間から、背中がゾクゾクするほど格好いいサウンド。ブラジル人のお兄さんも「coooooool!!!」
と叫んで、思わず二人で席を立って前に行ってしまった。

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もっと聴いていたかったけれど、おそらく終演は夜中の2時くらい。さすがにそこまで一人は危ないなと思い、タクシーのお迎えの時間が来たので諦めて店を出た。

が、案の定、お迎えが来ない。15分くらい待っても来ない。そんな予感はしたのだが。とは言え、ここでずっと突っ立って待っているのもかえって危ないかと思い、店を出た時に「タクシー?」と声をかけてきた、いわゆる白タクを選ぶことに。夜な夜な小遣い稼ぎに白タクをやっているキューバ人も多いらしく、そんなドライバーが店の前にたむろっていた。白タク仲間と話しているくらいだから大丈夫だろう、たとえぼったくられても、お金で済むならまあいいかということで。
結局、行きのタクシーより安くホテルの到着。案外親切なドライバーだった!(良い子の皆さんは決して真似をしないでくださいね)