2018年8月8日夕方。ハイファから1時間半ほど列車に揺られてテルアビブに戻る。帰りは今朝チェックしたマーケットに寄って晩御飯の調達をする。オリーブ漬の量り売りが美味しそうで,どれにしようか悩んでいたら,「イタリア産のいいオリーブがあるわよー」と店主のおばちゃんが勧めてくれた。「イスラエル産がいい」と言ったら,おばちゃんの目がキラリと輝く。片言の英語で「どこから来た?」と。「日本」です。「日本か!息子はずーっと日本に住んでいて,日本が好きで,イスラエルに数日戻ってきたけど,すぐに日本に帰っちゃったよ」と嬉しそうに話す。どうやら日本贔屓らしい。買ったオリーブも日本の5分の1くらいのお値段でしかも美味しい。イスラエル産オリーブ最高!それから八百屋で野菜,総菜屋でピラフを買って,今夜の晩御飯は私的にはかなり満足なものに。海外で野菜と米を普通に入手できるかどうかは,私にとってはその国に住めるかどうかの重要なファクター。イスラエルは二重丸!

オリーブの量り売りの店はたくさんある。本当は買って帰りたかった。

宿で簡単に調理して晩御飯を食べ,シャワーも浴びて気になったテルアビブからの地中海の眺めを確かめるために歩く。10分ほどでもう地中海が見える場所に到着。そこはほんとうにイスラエル普通の海,日常の海があった。この海岸線の約80km北には今日行ったばかりのハイファ,そして約70km南にはガザ地区があるとは思えないほど,平和な海岸風景だった。風景だけ切り取れば素敵な地中海の景色かもしれないが,複雑な心境にならざるを得ない。

お宿のキッチンは古いけれど広くて雰囲気があった。

地中海の海辺を大型犬と飼い主が散歩している:ヨーロッパと見間違えるような光景

さあ,今夜のJazzライブスポット探し。ネットで調べたところ,Beit Haamudimという店が宿から徒歩圏内にある。まずは15分くらい歩いてそちらに行ってみることにした。オープンエアでお店もいい雰囲気。店の奥で演奏するらしい。でも,演奏開始が10時からとのことで悩む。時差ボケで眠いし,帰るのが遅くなるのが気にかかる。ほかにも店がないかと改めてネットで探してみたら,ここから歩いて徒歩10分程度のところに,Levontin 7という地下1階のライブハウスがあるようだ。疲れてはいたけれど,歩いて行ってみた。

テルアビブの中心南部:時間が早いせいかまだ人もまばら

まだ準備中で,9時からライブが始まるとのこと。ここからなら歩いても帰れるし今夜はFree Jazzをやるとのことで,ここで聴くことにした。開演まで少し時間があったので,1階のバーで飲む。どうやら今日演奏するミュージシャンがすでにここで飲んでいて,隣に座ったおじさんが今夜のライブについていろいろ解説してくれた。このおじさん,この店の常連さんでしかもJazzフリーク&写真家らしい。私が日本から来たと知ると「日本からイスラエルに来て,さらにJazzを聴きに来るなんて君はcool!」とめちゃくちゃ褒められた。あそこに座っている彼はバークリー出身だとか,彼女はイスラエルのjazz音楽シーンですごい大御所で・・・とよほど嬉しかったのか,解説の嵐。

Levontin 7の入口:ロック用のライブハウスに間違えそうだが,Jazzのライブハウスらしい

サックスの音がもはや楽器ではない音に聴こえたのは私だけだろうか

地下1階のライブハウスに移動してからも,しばらく説明してくれた。いわゆるJazzフリークなおじさんがいろいろ蘊蓄を話してくれるのは全世界共通なのですね。
ライブ自体はFree Jazzということで,ちょっと難しい。たぶん,もっと聴かないとわからない気がする。コンテンポラリーなアートやダンスが盛んなテルアビブにFree Jazzはよく似合う。テルアビブ滞在最終夜にテルアビブの「今」を感じられる大満足な夜となった。なぜか当たり前のように犬連れ客がいたのを私は見逃さない!

明日はイスラエル最南端の都市,エイラートへ移動だ。

2018年8月8日夕方。ハイファから1時間半ほど列車に揺られてテルアビブに戻る。帰りは今朝チェックしたマーケットに寄って晩御飯の調達をする。オリーブ漬の量り売りが美味しそうで,どれにしようか悩んでいたら,「イタリア産のいいオリーブがあるわよー」と店主のおばちゃんが勧めてくれた。「イスラエル産がいい」と言ったら,おばちゃんの目がキラリと輝く。片言の英語で「どこから来た?」と。「日本」です。「日本か!息子はずーっと日本に住んでいて,日本が好きで,イスラエルに数日戻ってきたけど,すぐに日本に帰っちゃったよ」と嬉しそうに話す。どうやら日本贔屓らしい。買ったオリーブも日本の5分の1くらいのお値段でしかも美味しい。イスラエル産オリーブ最高!それから八百屋で野菜,総菜屋でピラフを買って,今夜の晩御飯は私的にはかなり満足なものに。海外で野菜と米を普通に入手できるかどうかは,私にとってはその国に住めるかどうかの重要なファクター。イスラエルは二重丸!

オリーブの量り売りの店はたくさんある。本当は買って帰りたかった。

宿で簡単に調理して晩御飯を食べ,シャワーも浴びて気になったテルアビブからの地中海の眺めを確かめるために歩く。10分ほどでもう地中海が見える場所に到着。そこはほんとうにイスラエル普通の海,日常の海があった。この海岸線の約80km北には今日行ったばかりのハイファ,そして約70km南にはガザ地区があるとは思えないほど,平和な海岸風景だった。風景だけ切り取れば素敵な地中海の景色かもしれないが,複雑な心境にならざるを得ない。

お宿のキッチンは古いけれど広くて雰囲気があった。

地中海の海辺を大型犬と飼い主が散歩している:ヨーロッパと見間違えるような光景

さあ,今夜のJazzライブスポット探し。ネットで調べたところ,Beit Haamudimという店が宿から徒歩圏内にある。まずは15分くらい歩いてそちらに行ってみることにした。オープンエアでお店もいい雰囲気。店の奥で演奏するらしい。でも,演奏開始が10時からとのことで悩む。時差ボケで眠いし,帰るのが遅くなるのが気にかかる。ほかにも店がないかと改めてネットで探してみたら,ここから歩いて徒歩10分程度のところに,Levontin 7という地下1階のライブハウスがあるようだ。疲れてはいたけれど,歩いて行ってみた。

テルアビブの中心南部:時間が早いせいかまだ人もまばら

まだ準備中で,9時からライブが始まるとのこと。ここからなら歩いても帰れるし今夜はFree Jazzをやるとのことで,ここで聴くことにした。開演まで少し時間があったので,1階のバーで飲む。どうやら今日演奏するミュージシャンがすでにここで飲んでいて,隣に座ったおじさんが今夜のライブについていろいろ解説してくれた。このおじさん,この店の常連さんでしかもJazzフリーク&写真家らしい。私が日本から来たと知ると「日本からイスラエルに来て,さらにJazzを聴きに来るなんて君はcool!」とめちゃくちゃ褒められた。あそこに座っている彼はバークリー出身だとか,彼女はイスラエルのjazz音楽シーンですごい大御所で・・・とよほど嬉しかったのか,解説の嵐。

Levontin 7の入口:ロック用のライブハウスに間違えそうだが,Jazzのライブハウスらしい

サックスの音がもはや楽器ではない音に聴こえたのは私だけだろうか

地下1階のライブハウスに移動してからも,しばらく説明してくれた。いわゆるJazzフリークなおじさんがいろいろ蘊蓄を話してくれるのは全世界共通なのですね。
ライブ自体はFree Jazzということで,ちょっと難しい。たぶん,もっと聴かないとわからない気がする。コンテンポラリーなアートやダンスが盛んなテルアビブにFree Jazzはよく似合う。テルアビブ滞在最終夜にテルアビブの「今」を感じられる大満足な夜となった。なぜか当たり前のように犬連れ客がいたのを私は見逃さない!

明日はイスラエル最南端の都市,エイラートへ移動だ。