台湾は人々と食が大好きで、何度となく訪れていた国。台北だけではなく台南、台中、蘇澳など訪れた町も覚えていないほどだったにもかかわらず、太魯閣(タロコ)渓谷への拠点となる東部最大の町、花蓮にはまだ行ったことがなかった。
台湾は人々と食が大好きで、何度となく訪れていた国。台北だけではなく台南、台中、蘇澳など訪れた町も覚えていないほどだったにもかかわらず、太魯閣(タロコ)渓谷への拠点となる東部最大の町、花蓮にはまだ行ったことがなかった。
2016年7月、折よく台北に用事があり、台湾滞在を延長して花蓮に行くことにした。昔はバスでの旅がメインだった台湾も、ご存知のように西側は新幹線が開通し、東側も特急が走るようになり便利になった。
特急のチケットを取るのは大変らしいという噂を聞きながらも、現地に行ってからなんとかなると思い、花蓮行き当日の朝一番に台北駅の窓口に並ぶ。無事、希望通りの時間の特急・普悠瑪(プユマ)号のチケットを取ることができた。楽勝だ!(と思ったのが甘かったのが後からわかったのだが…)
台北駅からプユマ号に乗ること約2時間半、あっという間に花蓮に到着。暑い中、ホステルまで歩くこと10分。現在の花蓮駅は町の外れにできた新しい駅らしく、町の中心は旧駅があった海寄りのところにあるため、当然宿泊施設も駅から離れたところに多い。
さて、お宿に着いたら親切なスタッフが花蓮の観光案内をしてくれた。実は台湾に来た当日、スーパー台風が台湾を通過し、東部が壊滅的被害を受けたという情報だけは知っていた。もしや?と不安がよぎったが「明日はタロコ渓谷に行きたい!」と言ってみたら、案の定「無理!!」と却下されてしまった。台湾を代表する景勝地タロコ渓谷はスーパー台風でほとんどの地点で壊滅的被害を受けたらしい。通行止めの地点がほとんどだよと、タロコ観光サイトのWebページをスタッフがみせてくれた。
さて困った。花蓮に来たからには何か大自然がみたい!とスタッフにわがままを言って、いろいろ相談すること数十分。慕谷慕魚(ムクムギ)はどう?と言われた。台東で一番美しい山と川があり、案外行きやすいとのこと。
ほほう、ガイドブックには載っていない、そんないい場所があったのかと早速そちらに行くことにした。しかし、入山には現地の交番で入山登録が必要とのこと。念のためスタッフがその交番に電話して台風の影響を確認しようとしてくれたのだが、応答がなかった。
仕方なく、翌朝早くのバスに乗って直接現地に行くことにした。
明日のことは明日考えることにし、取りあえず今夜は花蓮の夜を楽しもう! 今夜は夜市と音楽コンサートをやっているとのことで、20分ほど歩いて港のほうへ。
花蓮にこんなに人がいたのかとびっくりするほどの混雑具合。
コンサート会場のすぐ横には夜市の門がある。
町全体が広々しているせいか、そんなに猥雑さは感じられない。
露店で晩ご飯を買って、こちらに座って腹ごしらえ。
台湾の若者たち。台湾版、港の見える丘公園といった風か。
台北とはまた一味違った、のんびりとした夜市を楽しむことができた。